言葉なきもの

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山桜を求め、険しい山道を進む・・・。工事半ばにして、中断されたその道路は落石も多く、左手は切立った崖になっている。眼下に広がるのは、見たこともないような翠色の川・・・。そこを登ったところに、小さなダムがある。これは、そこで撮ったものだが・・・翠色の湖に映える春紅葉、そして湖の底に沈んで屍となったであろう大木。
人の勝手で、自然を切り崩し、金がかかるからといって途中でほおり投げる・・・。これ以上、人の手が入らなかったことを喜ぶべきなのか。

つい最近も、近所にあった大きな大きなポプラの木が道路工事のためなのか、無残にも切り倒されて消えていた・・・。その前を通るたびに、心が痛くなる・・・。
この景色を見ていたら、美しさの中にも自然の叫び声を聞いたような気がした・・・。



         こちらは、自然の逞しさに驚くべきなのか・・・?!
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                切取られた手足が痛々しい・・・
      もっとも、本体そのものも最近切り倒されたみたいだ・・・。

人が生まれる場所を選べないように、木も芽生えの場所を選べない。・・・(略)・・・ 生き残って芽生えることができたとしても、そこはとても厳しい場所かもしれない。
                                       「森の本」より

by keikono2 | 2005-05-15 00:35 | 風景
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